〜大漁と豊作の願いを込めて、競い揚げる〜
昔から気仙沼地方では、凧ことを「天旗」(てんばた)と呼び、色鮮やかな「日の出凧」や特徴ある図案の「屋号凧」など、気仙沼独特の凧がつくられて親しんできた。「天旗」には、大漁や豊作の願いが込められている。
今年で23回目を数える「気仙沼天旗まつり」は歴史と伝統の中で受け継がれた天旗が一堂に会して大空に舞うイベント。伝統の凧だけでなく、一般の手作りの凧も多数参加し、大型、中型、小型、連凧の4部門に分かれて、高度・安定度・図柄などを競い合う。また日本の凧の会員による模範演技もあり、さまざまな色や形の凧が大空を悠々と舞う様は、まさに圧巻。
ほか会場では地場産品の販売、マグロのかぶと焼きの無料サービス、かき汁・フカヒレスープの販売なども予定され、まつりを盛り上げる。 |